新潟県柏崎市の桜井雅浩市長は東京電力が7号機ではなく6号機の再稼働を優先させる方針を示したことについて「東京電力の失態」と指摘。7号機の再稼働を了承したときに交わした確認事項について改めて確認していく考えを示しました。
【柏崎市 桜井雅浩 市長】
「さぁ、やりますか」
7月2日の会見で柏崎刈羽原発に関する質問が始まる際、こう気合を入れた柏崎市の桜井雅浩市長。
【柏崎市 桜井雅浩 市長】
「これはやはり、非常に大きな東電の失態」
東京電力が当初目指していた7号機ではなく、6号機の再稼働を優先する方針示したことを批判しました。
その上で、去年8月に7号機の再稼働を了承した際に、その前提条件として1~5号機の廃炉計画など東京電力との間で交わした確認事項は7号機に関するものと指摘。
東京電力とは、改めて確認事項に関してやりとりする方針を示しています。
【柏崎市 桜井雅浩 市長】
「東電としての6号機再稼働にあたっての考え方を改めてお示しをいただき、私は7号機と同じように『これであれば要請があったときに6号機の再稼働を受け入れる状況になった』ということを表明する。それは8月ぐらいになるのでは」
また、再稼働に関しては地元同意が最大の焦点となっていますが、公聴会や首長との意見交換などで県全体の声を集約する考えの花角知事に対しては、地元同意の“地元”の範囲を明確に定義するよう求めていく考えです。