プレスリリース配信元:株式会社エイチ・アイ・エス
海外旅行・国内旅行、ともに前年より好調な動きで推移
株式会社エイチ・アイ・エス(本社:東京都港区 以下、HIS)は、夏休み期間(2025年7月19日~8月31日)の予約状況から、旅行動向について下記の通りまとめました。
【調査方法】
調査日:2025年6月23日
調査対象:HISにて対象出発日(2025年7月19日~8月31日)の旅行をお申込みの方
対象商品:HISのツアー、ダイナミックパッケージ、航空券(宿泊のみは除く)
※数値は調査日時点でのキャンセル数などを省いた予約者数から算出
サマリー
1.海外旅行予約者数は前年比108.2%と好調に推移。平均単価は前年比107.0%の204,300円。
2.国内旅行予約者数は前年比107.6%と好調に推移。平均単価は前年比104.1%の95,000円。
3.人気出発日、海外旅行はお盆期間前の8月9日(土)、国内旅行は7月27日(日)。
海外旅行における予約者数は前年比108.2%と好調に推移しております。商品区分の構成比としては、「航空券」が59.0%(前年比-1.7ポイント)、「ツアー」が41.0%(前年比+1.7ポイント)となっております。今年の予約時期は、「2025年5月」が全体の32.7%(前年同月比+0.9ポイント)と最も多く、続く「2025年6月」が30.1%(前年同月比-1.7ポイント)で、予約のタイミングが前年より早まった傾向がみられます。平均単価は前年比107.0%の204,300円と値上がりしました。「ヨーロッパ方面」が前年比117.4%、「中近東方面」が前年比136.2%と長距離路線で高価格帯の予約者数が増加したことが要因とみられます。
出発日としては、前年同様、お盆期間前の週末の人気が高く、「8月9日(土)・10日(日)」が夏の出国ピークになるとみられます。顧客層別の構成比でみると、「お子様連れ」が44.9%、「カップル・ご夫婦」が19.5%と、家族旅行の割合が高くなっております。
旅行先としては、前年と変わらず、「ソウル」、「台北」、「ホノルル」の順となり、根強い人気が伺えます。なかでも、「ホノルル」は前年比120.3%と大幅に増加しております。予約時期の為替レートが前年は1ドル156~157円であったのに対し現在は144円程に落ち着いたことや、成田路線でANAの大型機材「FLYING HONU」がダブルデイリー運航になったこと、成田・関西・名古屋(中部)路線でJALが増便したことなどが影響したと考えられます。6位には順位を3ランク上昇した「グアム」が入りました。ティーウェイ航空が7月より関西~グアム線の運航を再開したことにより、関空発着の予約者数が前年比208.2%と大幅に増加しています。10位の「ダナン」はベトナム航空が7月より関西との運航を再開したこと、ベトジェットエアがお盆期間に複数の地方空港からチャーター便を就航することから、国内様々な空港からの予約が入っております。
予約者数の前年からの伸び率が高い急上昇ランキングとしては、2024年11月末にビザが免除された中国の「上海」が前年比249.2%と大きく伸びました。2位には前年にオリンピック・パラリンピックが開催されていたことから反動増となった「パリ」が入りました。4位にはエジプトの玄関口である「カイロ」が入りました。グランドオープンが待たれる大エジプト博物館や、日本国内でエジプト文明の展示会が複数開催されていることから、エジプトの露出増加の効果もみられます。5位の「バルセロナ」では、2026年の完成予定を前に未完のサグラダ・ファミリアを見ることができると注目度が高まっています。
国内旅行における予約者数は前年比107.6%と好調に推移しております。予約時期は「2025年5月」が全体の38.5%(前年同月比-1.8ポイント)と最も多く、続く「2025年6月」が32.6%(前年同月比-3.0ポイント)となりました。コロナ前の2019年は、「2019年6月」が全体の44.2%と最も多く、続く「2019年5月」が32.6%でした。コロナ禍を経て、インバウンドの地方への需要も高まるなか、国内旅行も海外旅行同様、旅行予約の時期が早まる傾向になっていることが判りました。平均単価は前年比104.1%の95,000円と値上がりしました。国内航空券の価格が上昇していることも起因し、予約者数が多い1位の「沖縄県」の平均単価が前年比105.0%の107,800円となっており、全体を押し上げた傾向がみられます。
出発日としては、「7月27日(日)」が最も人気でした。海外旅行の動向とは違い、お盆期間を外した日程が人気で、曜日としては「土曜日」「日曜日」「月曜日」出発の需要が高くみられました。
1位には前年比110.7%と好調の「沖縄県」が入りました。7月末に沖縄初の大型テーマパークが開業することもあり、関心が集まっております。4位の「大阪府」は現在開催中の大阪・関西万博の影響もあり、予約者数が前年比192.9%と大幅に伸びております。グループ会社が運営する関西圏の「変なホテル」6軒では、公式キャラクターとコラボした「ミャクミャクルーム」を展開しており、客室稼働率は約9割と好調です。10位には出雲大社、玉造温泉を目的とする方が多い「島根県」が入りました。島根県の平均価格は前年比93.7%の51,900円と、他の地域と比較し割安な価格で旅行できることも影響しています。
夏休み・お盆特集 https://www.his-j.com/season/summer/
※データを引用する場合には、出典の表記(HIS「2025年夏休み旅行予約動向」)をお願いします。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

データ提供 PR TIMES
本記事の内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMES (release_fujitv@prtimes.co.jp)までご連絡ください。また、製品・サービスなどに関するお問い合わせに関しましては、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。