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プレスリリース配信元:文化庁
国立科学博物館 筑波実験植物園(園長 遊川 知久)において、世界で最も大きな「花」のひとつ、ショクダイオオコンニャクが7月上旬ごろ開花する見込みです。当園でショクダイオオコンニャクが開花するのは、2023年以来2年ぶり8回目で、この個体が開花するのは2回目です。今回は本種としては異例の軽さのイモに花芽が着いたことで、成長から目が離せません。
ショクダイオオコンニャクの特徴
ショクダイオオコンニャクは、スマトラ島(インドネシア)の限られた場所に生えるサトイモ科の絶滅危惧種です。「花」(植物学的には花序=花の集まり)は高さ3メートル、直径1メートルになるものもあり、世界でもっとも大きな「花」をもつ植物のひとつとされています。また、開花後は独特の強烈な悪臭を放ち世界でもっとも醜い花とも呼ばれています。
開花するのは、2023年5月19日に咲いた個体(2号)で、2023年に続き2回目の開花となります。「特設ホームページ」で紹介しておりますように、この植物のおもしろさは成長のプロセス、つまり日々大胆に変化する花芽の形とサイズにあります。今回は13.1kgと本種としては異例の軽さのイモに花芽が着いたことで、これからどのような成長をするか興味深く、育つ姿をぜひ取材いただければと思います。
これまで6回開花した個体(1号)の大きな葉や、人工授粉により得られた種子から生育する次世代の苗も合わせてご覧ください。

2023年5月20日開花時の様子
展示のご案内
7月2日(水)より熱帯雨林温室前にて、ショクダイオオコンニャクの解説や過去の開花の様子をパネルでご紹介します(注意:この時点では開花しておりません。開花日が判明しましたら、改めてお知らせいたします)。また人工的に合成した花の匂いの体験ができますので、併せてお楽しみいただけます。
概要
- ショクダイオオコンニャク
和名:ショクダイオオコンニャク(燭台大蒟蒻)
学名:Amorphophallus titanum
科名:サトイモ科
分布:スマトラ島(インドネシア)の熱帯雨林
花序の最大のサイズ:高さ 3.1m(ギネス世界記録)、直径1m
(註)ショクダイオオコンニャクの「花」は正確には花序(花の集まり)で、例えばヒマワリの花と同じ
- 今回の開花について
開花予想時期:令和7年7月上旬
花の見ごろ:開花日を含め 2~3 日。2 日目には仏炎苞(ぶつえんほう)が閉じはじめます。
- 展示場所について
国立科学博物館 筑波実験植物園 熱帯雨林温室 (茨城県つくば市天久保4-1-1)
- 特別開園時間について
できるだけ多くの皆さまにご覧いただけるよう、開花後 2 日間は、開園時間を8:30~18:00とします(入園は17:30まで)。
- 特設ホームページ
筑波実験植物園 特設ホームページ https://tbg.kahaku.go.jp/news/konnyaku/ にて、成長の様子や開花の予想、見どころなどを紹介しています。
- ショクダイオオコンニャク2号の履歴
2017年6月 京都府立植物園から譲受
2023年2月6日 植え替え(イモ重量 15.5kg)
2023年5月19日 開花(高さ 190cm)
2025年2月28日 植え替え(イモ重量 13.1kg)
参考:令和5年に開花した個体(高さ261cm)のイモ重量は75kgでした。

ショクダイオオコンニャク(2号)のイモ

ショクダイオオコンニャクの花のつくり
国立科学博物館:https://www.kahaku.go.jp/
国立科学博物館筑波実験植物園:https://tbg.kahaku.go.jp/
筑波実験植物園 特設ホームページ:https://tbg.kahaku.go.jp/news/konnyaku/
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