プレスリリース配信元:株式会社フィラメント
新規事業創出を体験できるビジネスボードゲーム研修「Biz Builder」の導入事例
株式会社フィラメント(本社:大阪市中央区、代表:角勝)は、NTTテクノクロス株式会社 フューチャーネットワーク事業部のご協力のもと、「企業研修におけるビジネスボードゲームの活用実態とその効果」に関する調査を実施しました。
調査概要
調査期間:2024年12月9日~2025年2月28日
調査方法:ビジネスボードゲームを活用した研修の受講後アンケート
調査対象:NTTテクノクロス株式会社の20~60代社員 240名(回答196名)
□調査の背景
NTTテクノクロス株式会社 フューチャーネットワーク事業部では、これまで集合型の社内研修が主流でしたが、コロナ禍を機にWBT(Web Based Training)やオンライン形式の研修へと移行が進みました。オンライン研修は利便性の向上と引き換えに、受講者同士の対話や交流が不足し、学びの定着率が低下する課題が顕在化しています。同社の人事部では、LEGO(R) SERIOUS PLAY(R)を用いたワークショップを一部で導入していますが、事業部主催の研修においては、これまでボードゲーム形式のプログラムは導入されていませんでした。今回の調査は初めてビジネスボードゲームを取り入れた研修を実施し、その効果を定量・定性的に明らかにすることを目的としています。
□本研修(プログラム)について
フィラメントが提供する本プログラムは、「講義で学び、ボードゲームで実践。新規事業づくりを体験できる」をコンセプトに設計されています。新規事業に必要な基礎知識や経営判断力を、楽しみながら身につけられることを目指し、講義によるインプットとボードゲームを用いたシミュレーション形式のアウトプットを繰り返すことで、新規事業のプロセスや意思決定の流れを体感的に学習できます。本プログラムは、NTTテクノクロス株式会社 フューチャーネットワーク事業部の人材育成および組織力強化に貢献し、競争力向上の一助となることを目指しています。
調査サマリー
・約97%の受講者が「意欲的に取り組めた」「研修に満足」と回答
・74%が「実践に移すイメージができた/すでに成果が出せそう」と回答
・多くの受講者が「学びの定着」「実務への応用」「思考の可視化」といった効果を実感
□調査結果の詳細
▹受講者の意欲について
受講者が意欲を持って研修に取り組めたかについて調査したところ、55.6%が「とても意欲的に取り組めた」、41.8%が「意欲的に取り組めた」と回答しました。受講者からは「ゲーム形式で楽しく学べた」、「集中しやすく、意欲的に取り組めた」、「ゲームを通じて体感しながら学べたため、実感が湧いた」などの意見があり、ゲーム形式を取り入れることで集中力を切らさず、かつチームで戦略を議論するなど積極的に研修に取り組むことにつながったことがわかりました。
▹受講者の満足度について
受講者の満足度について調査したところ、43.9%の人が満足、53.1%の人が大変満足と回答しました。受講者からは「ゲームと講義のバランスが良かった(体験→振り返りの学習サイクル)」、「楽しみながら学べた(ゲーム形式が好評)」、「カードゲームを通じてリアルな意思決定を体験できた」などの意見があり、ボードゲーム形式が参加者の満足度の向上に一定の効果をもたらしたことがわかりました。講義とボードゲームを組み合わせることで研修が単調になるのが防げたこと、ボードゲーム形式を取り入れることで受講者に学びを実践できる意思決定の機会が提供されたこと、研修の堅苦しさが和らぎ楽しんで研修に参加できたことが合わせて約97%の人が満足もしくは大変満足と回答することにつながったと考えられます。
▹研修後の気持ちについて
研修後の気持ちとして、学んだ内容を実践に移すことができそうかについて調査したところ、6.1%が「実践に移し成果が出せそうだ」、67.9%が「実践に移すイメージができた」と回答しました。受講者からは「日々の業務と結びつく部分があったため、活用できそう」、「新規事業に限らず、業務内でバリューとコストを意識することが重要だと感じた」、研修で学んだことを自分の日常の業務に活かせると感じられたようでした。
▹研修での学びについて
研修での学びについて調査したところ、受講者からは以下のような回答が得られました。今回の研修は新規事業創出の基礎や全体像が学べるという内容でしたが、「自社の強みの活用」、「顧客のニーズの把握」、「市場や競合のリサーチ」、「戦略的判断」などどれも新規事業創出にあたって重要な観点について言及されていました。(以下、自由記述より抜粋)
・自社の強み(アセット)を理解し、適切に活用することが重要
・顧客のニーズを素早く把握し、適切な価値を提供する
・市場や競合の状況を的確にリサーチすることが成功のカギ
・顧客ごとに価値の感じ方が異なるため、最適な提案を考える
・時には「損切り」する決断も重要
また、時間を大切にしていち早く行動することやフィードバックの活用、アイデアのブラッシュアップの重要性など、新規事業創出に限らず日々の仕事にも応用できることも学びとして挙げられていました。(以下、自由記述より抜粋)
・時間は有限であり、早く動くことが成功の鍵
・アイデアは早めに形にして、フィードバックを得ることが大切
・アイデアは最初から完成形ではなく、磨くことが必要
・個別の業務だけでなく、事業全体を俯瞰する視点を持つ
これらの内容は研修の要点をよく捉えており、新規事業創出のプロセスを抽象的に表現したビジネスボードゲームを実際に手を動かしながらプレイしたことが、参加者の理解を助けたことが考えられます。
担当者コメント
事業部全体で合計7回にわたって研修を実施しましたが、参加率は非常に高く回を重ねるごとに「面白いらしい」との評判が広まり、参加希望者が増えていきました。研修終了後には、「あの研修で出てきたキーワード」が社内の共通言語として自然に使われるようになり、組織の変化を実感しています。この研修をきっかけに、事業部全体が新規事業に対して前向きな姿勢を強めてきたことを嬉しく思います。
□まとめ
本調査からビジネスボードゲームを活用した研修は以下のような成果をもたらすことが示されました。
・受講意欲・集中力の向上
・研修内容の理解促進
・実務への応用可能性の拡大
・受講者間の共通認識(共通言語)の形成
今後、企業研修において「特定のテーマへの関心を高めたい」「要点を楽しみながら習得してほしい」「組織内に共通言語を根付かせたい」といったニーズに対し、ビジネスボードゲームの導入は非常に有効な手法となり得ると期待されます。
□Biz Builder(ビズビルダー)とは
『Biz Builder』は、これまで多数の大手企業の新規事業創出を支援してきた株式会社フィラメントが、豊富な実績とノウハウを基に開発した研修型ビジネスボードゲームプログラムです。本プログラムは、「講義で学び、ボードゲームで実践。新規事業づくりを体験できる」をコンセプトに、新規事業に必要な基礎知識や経営判断力を、楽しみながら身につけられるよう設計されています。講義によるインプットと、ボードゲームを用いたシミュレーション形式のアウトプットを繰り返すことで、新規事業のプロセスや意思決定の流れを体感的に学ぶことができます。https://thefilament.jp/bizbuilder
会社概要
株式会社フィラメント/Filament Inc.
設立:2015年4月9日
代表者:代表取締役 CEO 角 勝
所在地:大阪府大阪市中央区南本町二丁目1-1 2F
事業内容:新規事業創出支援および関連する人材組織開発
URL:https://thefilament.jp
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