サッカー元日本代表で、現在は解説者としておなじみの福西崇史さんが、島根県益田市で『組織の中で自分を生かす術』をテーマに講演しました。

サッカー元日本代表・福西崇史さん:
自分を知ること、そして人を知ること。僕はサッカー選手としてテクニックはない。でも体操選手をしていたので、体の使い方は上手い。だから守備に生かそうと。

こう話すのは、サッカー元日本代表で、現在は解説者としておなじみの福西崇史さんです。
益田市で開かれたこの講演会は、市内の建設会社が企画し、福西さんが約500人を前に、自身の経験をもとに『組織の中で自分を生かす術』をテーマに講演しました。

サッカー元日本代表・福西崇史さん:
ジーコ監督時代、中田英寿と僕は喧嘩をしたという記事が出ました。これ喧嘩じゃないんです、意見の言い合いです。(意見を言い合うことで)ものすごく絆は深まりました。これは何かというと、相手を理解したということです。

福西さんは講演で、日韓、ドイツのワールドカップ2大会に出場した経験を振り返りました。

サッカー元日本代表・福西崇史さん:
規律。これ出来ないとトルシエ監督は非常に怒ります。

監督ごとに方針が異なる組織で、苦労しながら成長した経験を語り、自分や仲間の特徴を知ることや、意見が食い違ってもコミュニケーションを取ることの大切さを伝えました。

高校生:
福西さんのお話を聞いて、組織は2通り、規律のあるチームと自由なチームがあって、それぞれ良い所と悪い所があるので、それを今後のチームに生かせて行けたらなと思います。

サッカー元日本代表・福西崇史さん:
組織があってとか部署があってというなかで、どうやって個人を生かしながらチームや会社の役に立つ人になれるかという所を、役に立てて貰えればいいなと思って話をさせて貰いました。

講演の最後には質問コーナーが設けられ、参加者とサッカー界のレジェンドが交流しました。

TSKさんいん中央テレビ
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