フランス各地で25日、豪雨と強風に見舞われた。この影響で10万世帯が停電、2人が死亡、17人がけがをした。また、ベネズエラでは豪雨の影響で川が氾濫し、高速道路の橋が崩落。米・フロリダでは海上に2本の巨大竜巻が発生するなど、世界各地で異常気象が発生している。

フランス襲った豪雨…倒木で2人死亡

25日、フランス各地を襲った豪雨は、死傷者が出るなど大きな被害をもたらしている。

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首都パリでは街路樹が大きく揺れ、あまりの雨風の激しさに地面は波打っているように見える。強風と豪雨から逃げるように急いで避難する人もいる。

観光名所のエッフェル塔は、瞬く間に雨雲で全体が見えなくなってしまった。街中では、倒れたテーブルやイスが歩道に散乱している。

さらに道路の一部が冠水し、至る所で街路樹が倒れ、倒木の下敷きになった車もある。ボンネットは凹み、フロントガラスには大きなヒビが入った状態だ。教会の屋根が崩れ落ちた場所もある。

当局によると、フランス全土で10万世帯以上が停電し、倒木に巻き込まれ2人が死亡、17人がけがをしたという。

ベネズエラでは橋崩落…アメリカでは2つの竜巻

豪雨による被害は、26日、南米・ベネズエラでも発生。川が氾濫し、高速道路の橋が崩落した。

大雨以外にも、アメリカではこんな現象が起きた。

道路のすぐ横に竜巻が出現し、凄まじい勢いで道路を横切っていった。

フロリダ州では、川の上に2つの竜巻が起きた。

撮影者:
右の竜巻はすごく大きいよ!2つも竜巻があるよ。ひとつはビーチに上陸しているみたい!

水面上に発生するこの竜巻は「ウォータースパウト」と呼ばれ、積乱雲の下で上昇気流が強くなり渦を巻くことによって発生する現象だ。

一目見ようと、橋の上には停車する車で一時渋滞が発生したという。
(「イット!」6月27日放送より)

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