３０日に引退するJRの寝台特急「カシオペア」が仙台車両センターに停車していたところ、敷地内に無断で立ち入った人がいるとして、在来線の一部が運転を見合わせました。
２９日午前１１時ごろ、仙台市宮城野区の仙台車両センターに「人が侵入している」と、寝台特急「カシオペア」の撮影のため近くにいた人から警察に通報がありました。
ＪＲが確認したところ、侵入した人は見つかりませんでしたが、安全のため東北本線の仙台駅から東仙台駅の間で上下線２本が運転を見合わせました。また、仙山線の一部列車も運休するなどして、あわせておよそ４００人に影響が出たということです。
寝台特急「カシオペア」は老朽化のため、３０日に引退する予定で、記念ツアーのため仙台車両センターに停車していました。警察は、何者かがカシオペアを撮影するため無断で立ち入った可能性もあるとしています。
