新潟県長岡市の磯田達伸市長は6月25日、会見で近年増加しているカスタマーハラスメント対策に向けた取り組みを進めると発表しました。
顧客がその立場を悪用して従業員に対し、理不尽なクレームや暴力を振るうなどするカスタマーハラスメント、通称カスハラ。
長岡市が昨年9月にすべての長岡市職員を対象に行った調査では、過去2年間に「カスタマーハラスメントを受けた」と回答した職員は約3割にのぼりました。
長岡市では今後、商工会議所などと連携した実態調査や勉強会を実施するほか、策定したマニュアルを市の職員で共有して対応していく方針です。
【長岡市 磯田達伸 市長】
「様々な企業・業界・長岡市のあらゆる場面でカスタマーハラスメントがなくなるように対策に取り組んでいきたい」
6月4日に国会でカスハラ対策を企業や行政に義務付ける法律が可決・成立していて、多くの自治体・企業が対応を求められています。
