学校の制服に合わせるサングラスを中高生たちが選びます。
生徒たちの真剣なまなざしの先には、制服にあわせたサングラス?
「メガネが主役の時代をつくる」。
アイケアやファッションなど、これまで視力を矯正するだけではない新たな価値を生み出してきた「Zoff」。
彼らがこの夏挑戦するのは、制服に…サングラス。
メガネブランドの知見を生かして提案する「学生の目を守る新常識」です。
メガネブランドのZoffが25日に新たに発表したのは、紫外線を100%カットできるサングラス、その名も「SUNCUT Glasses」。
近年、地球環境の変化に伴い、日本の紫外線量は年々増加傾向。
目に与える影響も深刻化する一方、紫外線対策としてサングラスをつけているかというと、日常的に使っている人はまだまだ少ないのが現状。
その着用率は2割程度だといいます。
インターメスティック・上野博史代表取締役社長:
紫外線により目に受けたダメージは小さな頃から蓄積されて不可逆的なもの。いつかではなく、今すぐ始めてめていただきたい。
WHO(世界保健機関)は、「生涯に浴びる紫外線の半分以上を18歳までに浴びる」と発表していて、Zoffではこれまで学校への出張授業など、若い世代に目の健康を啓蒙(けいもう)する活動を続けてきました。
そんな思いに共感したのは、東京都内にある中高一貫の女子校、女子聖学院中学校・高等学校。
この夏、Zoffとタッグを組み、制服にサングラスを取り入れるという新たな取り組みをスタートします。
保健体育科主任・岡村直樹先生:
主体的に自分自身の健康を考えようというのを、(中・高)6年間の目標にしているので、「目を守る」ということに関しても、生徒自身が主体的に動いてもらえるようになれば。
教室に並べられたのは、色の薄いレンズや縁の細いフレームなど、制服にも合わせやすいデザインのものばかり。
この日、生徒たちは7グループに分かれ、思い思いの組み合わせでサングラスを選びます。
生徒たちは、「盛夏服に似合うかなって思って、夏っぽいかなと思ってこれにしました」「(レンズの)ピンクがそこまで目立ちすぎないので、結構なじんでてかけやすいなと思った」などと話しました。
インターメスティック 広報PRグループ・野澤千晴さん:
サングラスっていうアイテムの名前を聞いたときに、どうしてもレンズの濃度が黒くて、目が見えなくなっていて不良の象徴のような…。そういったところを弊社のカラーレンズ、(色の)濃度がなくてもしっかり紫外線をカットしてくれる。イメージの払拭(ふっしょく)っていうのをしていきたいなと。
生徒たちが選んだ7通りのサングラスは、夏休みの間からトライアルでの着用が始まります。
株式会社インターメスティック・上野博史代表取締役社長:
本質的にはサングラスをかけたいけど、校則が…というようなことがあるので、先生方ときちんと話をさせていただいて、できる限りそういった学校を増やしていきたいなと。これからはサングラスに関してきちんと注力し、今、約20%のサングラス着用率を欧米並みにしていき、サングラスの大衆化を目指してまいりたい。