地元のそばをPRして県内を盛り上げていこうと、秋田県産のそば粉を使った乾麺が商品化されました。販売に先立ち25日に試食会が開かれ、商品化に携わった人たちが味を確かめました。

商品化されたのは、秋田・由利本荘市石沢地区のそば粉を使った乾麺です。そば粉は石臼でゆっくりとひかれたもので、そばは風味豊かに仕上がりました。

開発したのは、県内のソバ農家や製麺業者などで構成された「そばの里づくり協議会」です。

藤原洋介会長は「秋田県はソバの作付面積が全国第3位。それを県内の人たちに周知したく、ソバの生産者を中心に里づくり協議会が発足した」と協議会設立の経緯を話します。

協議会は、ソバの生産だけではなく商品開発を通じたPRを考え、何度も話し合いを重ねて完成させました。

吉方桃花アナウンサー:
「早速ざるそばをいただきます。弾力がすごくてコシがあります。かめばかむほど香りが鼻に抜けていきます。温かいそばでも食べてみたいです」

協議会のメンバーも「喉越しも良くておいしい」「コシがすごくあるのでおいしいと思う。皆さん、食べてください」と出来栄えに太鼓判を押します。

「あきたそば街道シリーズ」と銘打って作られた、即席そばとして簡単に食べられる袋麺や、どこでも食べられるカップ麺に続き、今回が第3弾です。

藤原会長は「第3弾は乾麺。家庭でいろいろな食べ方ができるということで乾麺を作った」と話します。

乾麺は温かいそばにも合うとされ、年越しそばにもおすすめです。

藤原会長は「県内のすべての人に食べてもらいたいし、家庭で日常的に食べてもらいたい。お土産などにも使ってもらえたらうれしい」と語りました。

「あきたそば街道」の乾麺は、7月7日から道の駅を中心に県内で販売される予定です。

秋田テレビ
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