鹿児島地方気象台は6月22日に約7年ぶりに噴火が確認された霧島連山の新燃岳について、26日朝に新たに噴火をしたとみられると発表しました。

26日はその後、午後5時までに2回の噴火が確認されています。

鹿児島地方気象台によりますと、26日午前7時58分ごろ、宮崎県の高原町役場から降灰があったと通報がありました。

雲のため噴煙や、火口周辺の状況はわかりませんが、気象台は新燃岳で噴火が発生したとみています。

また、午後0時50分、午後3時7分にも噴火を確認し、噴煙の高さはいずれも約1000メートルにのぼったということです。

一方、6月22日の噴火について、火山地質学などが専門の鹿児島大学の嶋野岳人教授は「地下水がマグマに温められることで高温高圧になり、爆発的に噴出する水蒸気噴火の可能性がある」としています。

26日の噴火の形態についてはまだわかっていません。

新燃岳では26日午後3時までの24時間の火山性地震の回数が300回を超えるなど火山活動が活発になっていて、新燃岳の噴火警戒レベルは入山規制の3を継続しています。

鹿児島テレビ
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