米沢市の寺の境内でアジサイが咲き始め、色とりどりの花が参道を彩っている。
米沢市浅川の瑞雲院では、中川拳宗住職が境内の美化を目的に、2007年から地域住民から譲り受けたアジサイを植え始めた。
毎年、数百株ずつ植え続けたアジサイは今では8000株を超え、特に最初に植えつけを始めた本堂へ向かう参道は、「あじさい参道」として地域に親しまれている。
2025年は大雪が影響し、例年よりも開花が遅れていたが、先週の暑さで一気に花が咲き出した。
いまは白や青・紫など色とりどりの花が訪れる人を楽しませている。
(瑞雲院・中川拳宗住職)
「私もみなさんに見てもらってとてもうれしいが、みんなに見られている花もうれしいだろう。『きれいだね』と言って帰ってくれるのが一番」
瑞雲院のアジサイは40品種ほどの花が時期をずらして咲いていくため、全体の見ごろは7月中旬ごろで、8月初めまで花々の競演が楽しめそうだという。