県議会議員が胸に付ける『議員バッジ』が変更されることになります。県はこれまで〈10金製〉のバッジを貸し出していましたが、金の価格高騰や議員からの返納率が低いとして、再来年の改選時から〈金メッキ製〉を交付するとしています。

【県議会事務局鈴 和幸 総務課長】
「交付方法を貸与から交付へ、主な素材について10金から真鍮・金メッキに
変更してはいかがかと考えています」

これは25日の県議会議会運営委員会で事務局が報告したものです。

事務局によりますと、議員バッジは10金製で、現在の議員が付けているもので
一つ3万2000円ほどだということです。

現在の議会規定では議員バッジは貸し出しで、落選するなど議員の職を失った場合は
議長に返納するよう定められています。

議会事務局によると、返納の対象となっている議員バッジは221個で、現在122個が返却されていて、約100個についてはまだ戻ってきていないとしています。

事務局は、金の価格高騰により今後、バッジの購入が難しいとして、素材を『真鍮・金メッキ製』とし、『貸与』から、返納不要な『交付』とするなど議員記章の着用規定を見直したいと説明しました。

これに対し議会運営委員会は全会一致で承認しました。

新たな議員バッジの着用規定は2027年の次期改選時から施行される予定です。

テレビ熊本
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