24日宇土市で市道の一部が崩落しているのが見つかりました。24日夜は、近くを流れる川の水位が普段の約4倍だったということで、宇土市は雨との関連も調べています。
【前田美沙希記者リポート】
「道路陥没の現場です。柵はぐにゃりと曲がり、川沿いの塀は斜めに落ちています」
崩落が確認されたのは宇土市の立岡自然公園の近くにある市道です。
市によりますと、24日午後6時ごろに警察からの連絡を受けて職員が現場に向かったところ、歩道が崩落していたということです。
長さ、高さともに約10メートルとみられています。
私たちが取材しているときにも歩道が崩れてくる様子が確認されました。
気象台によりますと、宇土市では24日までの2日間で100ミリ以上の雨が降っていたということです。
また、県によりますと、市道近くを流れる潤川の水位は24日午後9時時点で約2.1メートルを観測。これは普段の4倍ほどということです。
市は、崩落現場に立ち入れないようバリケードを設置したほか、周辺の道路を片側通行としていて、25日は職員に見守られながら下校する小学生の姿が見られました。
今後の対応については県と協議して検討するとしていて、雨との関連も調べています。