6月23日朝、新潟県村上市内の小学校の駐車場で、停車中のスクールバスが突然後ろ向きに動き、バスを止めようとした70代の男性運転手が骨盤と足の骨を折る事故がありました。スクールバスに乗っていた児童にケガはありませんでした。

6月23日午前7時半ごろ、村上市日下にある小学校の駐車場で「運転手不在のスクールバスが動き出したようだ。路外で停止した。70代の男性運転手が腰の痛みを訴えている」と学校関係者から警察に通報がありました。

村上市や警察によりますと、当時スクールバスは乗っていた児童24人を降車させていて、その途中で70代の男性運転手が前方の木の枝を除去するため運転席を離れたところ、まだ降車していない児童10人を乗せたまま突然バスが後ろ向きに動き出し、近くに停めてあった保護者の車両と接触。その後も後退し続け、小学校の前を通る県道の縁石にぶつかって止まったということです。

この事故でバスを止めようとした70代の男性運転手が転倒して腰を打ったほか、タイヤに足を踏まれ、骨盤と足の骨を折る重傷を負いました。命に別状はありませんでした。また乗車していた児童10人にケガはありませんでした。

男性運転手は警察に対し、「木が気になってバスを降りた」と話していて、警察は事故原因などを詳しく調べています。

NST新潟総合テレビ
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