障害がある作家のアート作品のライセンス事業を展開する岩手県盛岡市のヘラルボニーの関係者らが県庁を訪れ、世界的な広告賞の受賞を達増知事に報告しました。
ヘラルボニーの松田文登Co‐CEOは6月25日、自閉症で知的障害がある兄の翔太さんのほか両親らとともに達増知事を訪問しました。
フランスのカンヌでは、6月20日に世界三大広告賞「カンヌライオンズアワード」が開かれ、不平等を是正し社会的・文化的な変革を促すキャンペーンを対象とした「グラス」部門で、ヘラルボニーはグランプリに次ぐゴールドを受賞しました。
受賞の報告を受け達増知事は「ヘラルボニーが積み重ねてきたことの総決算だと思う。岩手の企業にも参考にしてほしい」と栄誉を称えていました。
ヘラルボニー 松田文登Co-CEO
「世界の作家が岩手に訪れることもあるかもしれない。そんな未来をつくっていきたいので、そのアンカーを打てたことはすごくうれしい」
松田Co-CEOの兄・翔太さん
「カンヌライオンズ、ゴールド取りました。ありがとうございました」
受賞したトロフィーは6月28日から盛岡市菜園のISAIPARKに展示されます。