NATO(北大西洋条約機構)の首脳会議がオランダで開幕し、アメリカのトランプ大統領やウクライナのゼレンスキー大統領ら各国首脳が王室晩餐会に参加しました。
ハーグのハウステンボス宮殿で24日、各国の首脳が招かれ、国王主催の晩餐会が開かれました。
25日の首脳会議では、トランプ大統領が要求していた加盟各国の防衛関連費の目標を対GDP(国内総生産)比の5%に引き上げることで合意を目指しています。
ただ、引き上げに反対したスペインを対象から除外することが決まり、トランプ氏がこれについて「不公平だ」と不満を漏らしたことから、全会一致の合意に至るかは不透明です。
一方、ウクライナ情勢を巡って、トランプ氏はゼレンスキー大統領と「多分会うだろう」と述べ、会談が実現すれば停戦交渉や軍事支援の強化に向けた進展が期待されます。