イスラエルとイランの戦闘を巡り、双方はそれぞれ声明で歴史的勝利だと主張しました。
アメリカのトランプ大統領は日本時間の25日午後1時ごろ、正式に戦闘が終結すると宣言していて、実現するかどうかが焦点です。
イランのペゼシュキアン大統領は24日、イスラエルとの停戦合意を巡り、イスラエルが一方的に始めた戦闘を「イランの意志で終わらせた」として「歴史的な大勝利」だと主張しました。
イスラエルのネタニヤフ首相も声明で、核と弾道ミサイルというイランの2つの脅威を排除し「歴史的勝利を果たした」と宣言しました。
一方、イスラエルは停戦が始まったあと、イランが合意に違反してミサイルを発射したとして、首都テヘランのレーダー施設を攻撃しました。
これについてトランプ大統領は24日、「彼らは停戦を破った」と双方を非難しました。
アメリカ・トランプ大統領：
合意成立直後にイスラエルが攻撃を開始したのは気に入らなかった。攻撃開始の必要はなかったし、報復が非常に強かったことも気に入らなかった。
トランプ氏はその後、イスラエルのネタニヤフ首相と電話で会談し、イスラエル首相府は声明で、さらなる攻撃を控えると発表しました。
今後、戦闘が再燃せず、実際に停戦が維持されるかが注目されます。
