大船渡市議会は6月定例会最終日の6月24日、山林火災からの復旧・復興の費用を盛り込んだ3億5800万円余りの一般会計補正予算案を可決しました。
大船渡市の補正予算案には、2月26日に発生した山林火災の被災者を支援するための事業費2億9000万円余りが計上されました。
内訳は、焼けた木を伐採して森林を整理する事業や、養殖ワカメの加工機器・漁業用の網など水産業の復旧への補助にそれぞれ1億500万円余り、菌床しいたけの栽培施設の復旧補助に3500万円、農業用の機械や施設の再取得への補助に約4400万円となっています。
焼けた木は2025年度30ha分を伐採する計画で、市では24日の議会で次のように説明しました。
大船渡市 佐藤雅基農林課長
「被災した森林の再生を目的に行う事業で、倒木の危険性のある被災木も伐採できる」
この補正予算案は採決の結果、全会一致で可決されました。