「1時間に46.5ミリ」。愛媛県宇和島市で23日夜に激しい雨が降り、住宅のそばの土地の崩壊を防ぐ擁壁が川に崩れ落ち、水があふれて2棟が床下浸水する被害が出ました。ケガ人はいませんでした。

住宅のすぐ下まで敷地の土台が大きく崩れ落ち倒壊寸前。宇和島市妙典寺前では23日午後9時頃、住宅の土台を覆う擁壁が、幅約10メートル、高さ約5メートルに渡って崩れ落ちました。

土砂崩れの住宅を所有する男性:
「私は仕事でおらんかったので電話かかってきて消防に連絡した。ご近所の方が先に(連絡)してもらっとって。川が埋まってしまったので、氾濫しとったんでそっちのほうが心配」

この住宅は普段人は住んでないものの、茶室として使われていたと言います。土砂崩れによるケガ人はいませんでした。

しかし土砂は住宅の下を流れる川に流入。水がせき止められてあふれ、近くの建物2棟に床下浸水の被害が出ました。

床下浸水になった住宅の住民:
「雷かと思ったんです。すごい音がして。被害はここに水が入ったくらいで」

この被害の原因は激しい雨。宇和島市では前線や湿った空気の影響で、23日午後8時35分までの1時間に46.5ミリの雨を記録。午後9時過ぎには大雨警報が発表されました。

宇和島市は二次被害防止のため、川に崩れ落ちた土砂の撤去を急いでいます。

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テレビ愛媛
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