あいの風とやま鉄道の沿線自治体の関係者などが出席する利用促進協議会が開かれ、観光客などの利用が過去最多となったことが報告されました。
あいの風とやま鉄道によりますと、昨年度の利用者は1489万1000人と前の年度と比べ42万3000人、率にして2.9%増えました。
このうち、通勤や通学を除く「定期外利用者」の利用は過去最多のおよそ418万8000人で、北陸新幹線の敦賀延伸などで国内はじめ、海外からの観光客が増えたことが影響したと見られています。
一方、決算は運賃収入の増加の一方、大雪などの対策費用がかさむなどしましたが、国や県などの補助金も含め、最終利益は6200万円と4期連続の黒字でした。
23日の利用促進協議会であいの風とやま鉄道は、朝夕の混雑緩和のため、現在の2両編成を3両編成で運行する計画を進めており、来年度中に車両2両を整備し2027年度のダイヤ改正で盛り込む方針を示しました。