ウクライナの首都キーウでロシア軍によるドローンなどによる攻撃があり、これまでに41人が死傷しました。
ロシア軍はウクライナの他の地域にも攻撃していて、合わせると70人以上が死傷したということです。
ウクライナ当局は、22日夜から23日朝にかけて首都キーウや北部チェルニヒウなど少なくとも4つの地域がロシア軍からドローン352機とミサイル16発による攻撃を受けたと発表しました。
首都キーウでは住宅や大学など民間施設が被害を受け、これまでに7人が死亡し、34人が負傷しました。
キーウを含むウクライナ全土では、これまでに11人が死亡し、約60人が負傷したということです。
ロシア国防省は23日、キーウの軍需企業や軍事飛行場、ウクライナ海軍の弾薬庫などに対して攻撃を実施したと発表していて、「攻撃目標は達成され、すべての標的を破壊した」としています。
こうした中、イギリスを訪問中のゼレンスキー大統領はSNSで、「北朝鮮から提供を受けた弾道ミサイルが使用された可能性がある」と明らかにし、スターマー首相らとロシアへの新たな制裁強化などを協議する意向を示しました。