新潟市議会で西堀ローサの運営会社への9億円の債権を放棄する議案に対し質問が相次ぎました。

新潟市の中原市長は新潟市中央区の地下商店街『西堀ローサ』を市有化し、運営会社に貸し付けていた約9億円の債権を放棄する議案を6月議会に提出しています。

しかし、市有化したあとに老朽化した施設をどのように活用していくのか、その道筋は描けていないのが現状で市議からはその活用を疑問視する声もあがります。

【翔政会 伊藤健太郎 議員】
「人が往来するためには、かなりの魅力と地下にまで行く目的が必要だと考えている。地上にも人がまばらな古町エリアの地下に人が集まる魅力を創出することは容易ではない」

【新潟市 中原八一 市長】
「施設単体ではなく、古町エリア全体の将来像やこれらからの社会変化も見据え、民間事業者と連携しながら施設のあり方の検討を継続していく」

中原市長は去年8月から実施している民間事業者と連携した調査を基に検討する考えを示しました。

西堀ローサに関する議案などの採決は7月3日に行われます。

NST新潟総合テレビ
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