サッカー明治安田J1・アルビレックス新潟は6月21日、アウェーでアビスパ福岡と対戦。試合は前半から点の取り合いとなりましたが3-2で敗れ、リーグ初の連勝とはなりませんでした。そして23日、クラブはここまで指揮をとってきた樹森大介監督の解任を発表しています。
■先制するも…前半3失点で福岡に敗れる
21日、アウェーでアビスパ福岡と対戦したアルビ。リーグ初の連勝、そして降格圏脱出への期待がかかる一戦を前に、前日の監督会見では…
【アルビ 樹森大介 監督】
「同じチームに2度負けるのは悔しいことになると思う。前回の対戦を踏まえて準備しなくてはいけない」
こう話していた樹森監督。
福岡には4月にホームで敗れているだけに、リベンジを果たしたいアルビは試合開始直後、コーナーキックのチャンスから最後は稲村が押し込み、見事先制点を奪います。
しかし、その5分後でした。福岡・紺野に早くも同点弾を決められると、前半16分には相手のショートカウンターから失点し、逆転を許してしまいます。
それでもアルビは前半36分、前節得点を決めたダニーロのクロスに谷口が頭で合わせ同点に。
しかし、この日のアルビはここで踏みとどまることができませんでした。
前半終了間際に福岡に得点を奪われ再びリードを許してしまいます。
後半、なんとか追いつこうとゴールに迫るアルビですが、試合はそのまま終了。3-2で敗れ、リーグ初の連勝とはなりませんでした。
【アルビ 樹森大介 監督】
「ちょっとしたミスからの失点が重なってしまった。挽回するような対応ができれば問題ないと思っていたが、前半で3失点してしまうと、やはり難しいゲームになってしまう。しっかり戦いながらもスタイルが変わることはないので、ミスを極力減らして、よりアグレッシブにできればいいと思う」
■樹森監督の解任発表…後任はトップチームのコーチを務めていた入江徹さん
試合終了後、こう話していた樹森監督ですが、クラブは23日に解任を発表。
シーズン途中での解任に樹森監督は「勝利を積み上げることができず、厳しい結果に対して、悔しい思いと申し訳ないという思いです」とコメントを発表しています。
そして、樹森監督の後任としてトップチームのコーチを務めていた入江徹さんが就任することも発表され会見が開かれました。
シーズン途中からアルビの指揮をとることになった入江徹新監督。
【アルビ 入江徹 新監督】
「自分たちの武器を、自信を持ってやれるようにしていきたい」
これまでユース年代を中心にアルビレックス新潟などでコーチや監督を務めてきた入江新監督。覚悟を持ってJ1残留に向け残り18試合に挑む考えです。
【アルビ 入江徹 新監督】
「やはり今年は苦しいかもしれないが、絶対落とせないという思いがものすごく強い。なので、本当にみんなで、クラブで一丸となって、まずは残留というところにしっかり向き合ってやっていきたいと思う」
チームを立て直すことができるのか…入江新監督の初陣は6月25日、アウェーで川崎フロンターレと対戦します。