長野地方気象台は長野県では、23日夜遅くにかけて、土砂災害に十分注意し、低い土地の浸水、河川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意するよう呼び掛けています。
前線が華中から本州を通って日本の東にのびていて、23日は、前線が本州付近に停滞する見込みだということです。長野県では、前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気や上空の寒気の影響で、23日夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定となるでしょう。また、これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあるということです。
■雨の実況
降り始め(23日午前1時)から23日午後3時までの降水量(アメダスによる速報値)
王滝村御嶽山 97.5ミリ
上田市菅平 89.0ミリ
松本市上高地 89.0ミリ
■雨の予想
長野県では、雷を伴った強い雨の降る所がある見込みです。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があるということです。
・23日に予想される1時間降水量は多い所で、
北部 20ミリ
中部 20ミリ
南部 20ミリ
・23日午後6時から24日午後6時までに予想される24時間降水量(多い所で)
北部 50ミリ
中部 50ミリ
南部 60ミリ
長野地方気象台は長野県では、23日夜遅くにかけて、土砂災害に十分注意し、低い土地の浸水、河川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意するよう呼び掛けています。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもあるので、農作物や農業施設の管理にも注意が必要です。