夏の参院選を巡り、尾辻朋実さんを推薦する立憲民主党が、松崎真琴さんを公認する共産党に対して、一本化に向けた協議の申し入れを行ったことが分かりました。
参院選の鹿児島選挙区には、これまでに自民党公認の園田修光さん、共産党公認の松崎真琴さん、参政党公認の牧野俊一さん、無所属で立憲民主党の推薦を受ける尾辻朋実さんの4人が立候補を表明しています。
参院選をめぐっては、立憲民主党の野田代表と共産党の田村委員長が、6月19日の会談で選挙戦で協力することで一致しています。
これを受け、立憲民主党県連は共産党県委員会に対して、候補者の一本化に向けた協議を申し入れたということです。
協議の日程は決まっていませんが、共産党県委員会の山口広延委員長は「尾辻氏本人から政策などを聞き取って一本化するか決めたい」としています。
立憲民主党県連の柳誠子代表は「なるべく早く協議に入れるよう努力する」としています。
公示とみられる7月3日まで残り2週間を切る中、野党が候補者の一本化で合意できるか注目されます。