5年に1度行われる「国勢調査」の調査期日である10月1日まであと100日となり、島根県松江市で、調査への協力を呼びかけるPRイベントが開かれました。

島根県の丸山知事が公用車に取り付けたマグネットシート。
5年に1度行われる国勢調査をPRします。
国勢調査の調査期日10月1日の100日前にあたる23日、島根県庁ではPRイベントが開かれ、丸山知事や「しまねっこ」が円滑な実施に向け県民に協力を呼びかけました。

島根県・丸山知事:
(国勢調査は)調査が不正確になればなるほど皆が困るし、自分も困るという知的な公共インフラなんです。国民・住民のみなさんおひとりおひとりの協力が大事ということを訴えていきたい。

国勢調査は1920年、大正9年から5年に1度行われている国の最も重要な統計調査です。
日本に住むすべての人と世帯が対象で、調査の結果は、医療や防災、少子高齢化対策など国や地方自治体の施策に役立てられます。

調査にはインターネットのほか、紙の調査票を提出して回答しますが、調査票の配布や回収を担う調査員の確保が課題となっています。
対策として県は、前回2020年の調査から、調査員として学生を採用する仕組みを独自に導入、2025年の調査でもこれまでに県内の大学生21人が登録しています。

学生調査員・家出祐輔さん:
このような意義のある調査に関わることで、学生ながら国に貢献できることにやりがいを感じて登録しました。いろいろな方々がいるので、そういう人たちに誠意を持った対応をして調査業務に取り組みたいです。

県は円滑な調査の実施に向け、県民に国勢調査の意義を知ってもらい、協力を呼びかけるとともに、調査員の確保にも努めたいとしています。

マグネットシートは約900枚で用意され、7月中には、県内の各市町村の公用車などにも取り付けられ、国勢調査のPRに活用されるということです。

TSKさんいん中央テレビ
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