オリンピアンが小学生に直接指導です。
東京オリンピック200メートル平泳ぎで入賞した米子市出身の武良竜也さんが23日、鳥取市の小学校を訪れ特別授業を行いました。

鳥取市の米里小学校。5・6年生の児童たちに教えているのは米子市出身の水泳元日本代表の武良竜也さんです。県の「トップアスリート派遣事業」の一環で、子どもたちに運動の楽しさを伝えます。

4年前の東京オリンピック200メートル平泳ぎで7位に入賞するなど、世界を舞台に活躍した武良さんは2024年、競技生活を引退。現在はふるさと鳥取県でも後進の育成に取り組んでいます。

水泳 元日本代表・武良竜也さん:
耳の後ろ、耳より後ろに手が来るように。

蹴伸びなどの基本を教えた武良さん。第一線で培った美しい泳ぎを披露しました。
子どもたちとの対決では手加減抜き!圧巻のスピードに子どもたちも大興奮です。

児童:
桁違い…。

水泳 元日本代表・武良竜也さん:
北島康介さんってわかる人?わからないんだね…。この人に憧れて僕自身オリンピックに出たいという夢が決まりました。

このあと約140人の全校児童を前に特別授業。自身の経験を交えながら夢や憧れの人をみつけることが成長には欠かせないと伝えました。

児童:
水泳を習っているんですけど、それに活かせると思いました。一蹴りで壁から壁まで行ってたところがすごかったです。

児童:
私も将来の夢があって、それに向かってこれからも頑張ろうと思いました。

水泳 元日本代表・武良竜也さん:
僕自身も田舎で育って、田舎の人はトップの選手に出会う機会がまったくなかった。
だからこそ、そのきっかけを与えられたらすごく良いなと思うので、そういう気持ちでやっています。

武良さんは、給食でも子どもたちと交流。オリンピアンと過ごした1日は、子どもたちにとって忘れられない思い出になったようです。

TSKさんいん中央テレビ
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