鳥取県が生んだスポーツの「レジェンド」で、全国都道府県対抗駅伝で前人未到の通算134人抜きを達成した「ミスター駅伝」中国電力元陸上競技部の岡本直己さんが、母校である鳥取中央育英高校の「魅力化」を進めるサポーターに就任しました。

鳥取中央育英高校の魅力化サポーターに就任したのは、学校のOBで中国電力元陸上競技部の岡本直己さんです。
在学中は3年連続「都大路」出場を果たすなど駅伝で活躍、その後、中国電力に入社し、駅伝やマラソンで多くの実績を残しました。
中でも毎年1月に開催される全国都道府県対抗駅伝には、出場19回、通算134人抜きを達成し、「ミスター駅伝」と呼ばれるようになりました。
2025年1月に競技生活から引退し、現在は鳥取市の支社で広報の仕事を担当しています。

中国電力・岡本直己さん:
由良育英高校で学び、スポーツを通じて得た数々の出会いと経験が、今の私の成長につながったと感じております。その母校が、地域の若者に取ってこれからも希望の場であり続けるよう尽くしていきたい。

鳥取中央育英では今年度、定員120人に対し入学者は78人。3年連続の定員割れとなりました。こうした中、入学希望者の確保にむけ望みを託されたのが「ミスター駅伝」の岡本さん。駅伝など陸上・長距離の伝統の復活を通じ、活気ある魅力的な学校づくりを目指します。

中国電力・岡本直己さん:
自分の経験を還元したいという想いで引き受けました。地域の皆さんに応援してもらえる選手、高校を作りたい。

北栄町・手嶋町長:
これから鳥取中央育英を全国の皆さんに知っていただいて、「鳥取中央育英はこんなに良いところだとよ」宣伝していただきたいと思ってます。

具体的な指導内容についてはこれから決めるということですが、岡本さんはインドネシアで開かれるマラソン大会に出場する予定で、まずは「率先垂範」、後輩たちにお手本を示します。

中国電力・岡本直己さん:
いい成績を出して、こういう選手になりたいと思うような成績を出して帰ってきたいと思います。

TSKさんいん中央テレビ
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