明治安田Ｊ２リーグで２１日、愛媛ＦＣはレノファ山口ＦＣとホームで対戦し、今季２勝目、待望のホーム初勝利を手にしました。ＦＣ今治は水戸ホーリーホックにホームで敗れました。６試合連続で勝利がありません。
最下位の愛媛は９試合勝利がない苦境。対戦相手は１８位でＪ３降格圏同士の山口で、「ウラ天王山」と位置付ける大事な一戦でした。前半はともに無得点。愛媛はハーフタイム中に青野暫定監督が「シュートが少ない」と選手らに発破を掛け、迎えた後半に奮起しました。開始１分後に佐藤のコーナーキックから約４カ月ぶりにスタメンに入った石尾が最後足元で合わせ先制に成功。さらに後半２０分、再びコーナーキックから。ＦＷ・田口が泥臭く押し込んで追加点をあげました。守備陣も奮闘し試合は２対０で今季２勝目、ホームで初勝利をつかんで、スタジアムは歓喜の渦に包まれました。
青野慎也暫定監督：
「率直にうれしい。サポーターに待たせてすみませんという思いです」
田口裕也選手：
「ほんまにうれしかったですね。サポーターと一緒に喜ぶのが好きなので、いろんな感情が出てきて最高でしたね。まずはＪ３降格圏抜けて、そこから上にいけるようにやっていくんで、一緒に戦ってくれたらうれしい」
愛媛の順位は最下位のまま。しかしＪ２残留圏の１７位の熊本との勝ち点差は３に詰め寄っています。次節は１１位のヴァンフォーレ甲府と２８日にアウェーで対戦します。
９位のＦＣ今治は２位の水戸と対戦。後半４分にキーパー・高木和のキックミスから相手にボールを奪われ先制を許してしまったものの、３分後には新しいメンバーのパトリッキ ヴェロンのフリーキックに加藤徹也が頭で合わせ、振り出しに戻しました。しかし４１分、水戸に痛恨の決勝ゴールを献上し試合は１対２で終了。６試合連続で勝利はありません。
今治の順位は９位をキープしていて、引き続き上位浮上を目指します。次節は１４位の藤枝ＭＹＦＣとアウェーで２８日に対戦します。
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