福山市は、市役所を訪れる外国人などとのコミュニケーションを円滑にするため、翻訳機能が付いた字幕表示パネルを試験的に導入しました。
福山市が23日から取り入れたのは、窓口用の字幕表示パネルです。
透明のアクリルパネルに専用のフィルムを貼っていて、134カ国の言語を同時翻訳することができます。
「在留カード」などあらかじめ画像を登録しておけば言葉に反応し、字幕の横に表示する機能もあります。
市はまず1台を購入し、今後、試験的に複数の窓口に置くことにしています。
福山市に住む外国人は全人口の2.7%を占めていて、この10年でおよそ2倍になっています。
特にベトナムやフィリピン国籍の市民が増えているということです。
【福山市デジタル化推進課・松岡基司課長】
「今まではタブレット端末でアプリを使って翻訳をしていた。タブレット受け渡しに時間がかかる。今回のものはリアルタイムに翻訳ができるので助かる」
市は利用者に満足度などを聞き、本格的に導入するかを検討することにしています。