アメリカのトランプ大統領は国民向けに演説し、イランの3つの核施設を攻撃し、成功したと発表しました。
これに対してイランは、イスラエルを弾道ミサイルで攻撃、さらにイスラエルがイランの軍事施設を空爆するなど攻撃の応酬が続いています。
最新情報をアメリカ・ワシントンから、FNNワシントン支局・千田淳一記者が中継でお伝えします。
トランプ政権は核施設の攻撃に向けて、おとりの爆撃機を飛行させるなど、陽動作戦を展開していたことがわかりました。
アメリカメディアは、核施設に攻撃を行った複数の爆撃機は複数回、空中で給油しながら約37時間飛行していたと伝えました。
その一方、アメリカ軍はおとりとなる爆撃機を太平洋上空に飛行させ、グアムの基地に向かわせたとしています。
実際に攻撃を行った爆撃機は、トランプ氏が「2週間の外交交渉の期間」を発表した翌日の朝に空軍基地を移動したとみられ、陽動作戦も含めて入念に計画が練られていたことが伺えます。
一方、アメリカ国内ではニューヨークや首都ワシントンをはじめ、全米各地でテロへの警戒が強まっていて、国民を巻き込む戦争に発展するのか、注視する状況が続いています。