イスラエルとイランの攻撃の応酬は、週末にかけても続いています。こうした中、イランの外相が来週、ロシアのプーチン大統領と会談する予定だとアメリカメディアの記者が報じました。
イスラエル軍は6月21日、イラン中部のミサイル保管施設や発射施設などを空爆したほか、イラン革命防衛隊にあるドローン部隊の司令官を殺害したと発表しました。
中東のテレビ局アルジャジーラは、イランでは少なくとも430人が死亡、3500人が負傷したと伝えています。
一方、イランもイスラエルへの攻撃を継続しています。
イランのミサイル攻撃があったテルアビブでは、地下のシェルターに人が集まり、テレビなどで状況を注視していました。
イランは20日、イスラエル各地に少なくとも20発のミサイル攻撃を行い、北部のハイファでは17人が負傷しました。
こうした中、イランのアラグチ外相が21日、アラブ諸国の会議に出席するため、トルコのイスタンブールに到着しました。
アメリカメディア「アクシオス」の記者はSNSで、アラグチ氏が23日にロシアを訪問し、プーチン大統領と会談する予定だと報じました。
一方、中東情勢の緊迫を受け、現地の日本人を空路で退避させる場合に備え、航空自衛隊のC-2輸送機2機が拠点となるアフリカのジブチに向け、鳥取県の美保基地を出発しました。
今回派遣される陸上自衛隊と航空自衛隊、合わせて約120人態勢でジブチの拠点に待機し、中東からの日本人の退避に備える予定です。