国会では、6月22日の会期末を前に土曜日の21日、野党7党が提出したガソリン税の暫定税率を廃止する法案の審議が行われましたが、与党の反対で採決は行われず、国会は事実上閉幕しました。
立憲民主・斎藤参院国対委員長は「法案について採決すらしない」「最後の終わり方は誠に悔しい。うん、本当に悔しいです」などと述べました。
ガソリン税の暫定税率廃止法案は、与党が過半数割れしている衆議院の本会議で20日に可決され、21日、参議院の財政金融委員会で質疑が行われました。
自民党と立憲民主党と参議院幹部が3度にわたって協議しましたが、自民党は法案の採決に応じませんでした。
自民・石井参院国対委員長は「会期末ギリギリで(衆院から)送ってきた法案ですので、チェック機能である参院の機能を十分に果たすことができない」「採決に値しない」などと述べました。
立憲など野党が提出した三宅財政金融委員長の解任決議案も与党の反対により、参議院本会議での採決が見送られました。
ガソリン減税法案は、採決が行われないまま廃案となります。