国会は22日の会期末を控え、野党7党が提出したガソリン税の暫定税率を廃止する法案が衆議院で可決され参議院で審議入りし、21日の土曜日も異例の審議が行われることになりました。
20日、衆議院の本会議場では、衆議院で過半数の議席を持つ立憲民主、維新など野党の賛成多数でガソリン減税法案が衆議院を通過しました。
自民党・小寺裕雄衆院議員:
(ガソリン税の暫定税率廃止で)都道府県と市町村の減収が約300億円も生じますが、代替財源は政府に、ま・る・な・げ。まさしく究極のポピュリズムの法案であります。
立憲民主党・長谷川嘉一衆院議員:
(与党が)本当にガソリン暫定税率を廃止のつもりなら、ぜひ賛成いただきたい。
採決に先立ち、野党は自民党所属の財務金融委員長を解任決議案で解任した後に委員会で採決に踏み切るなど、衆議院では野党主導の国会審議となりました。
立憲民主党・野田代表:
(衆院で)可決に至ったことを参議院の方でも重く受け止めていただいて審議していただくことになったことは、これは大きな前進だというふうに思います。
法案は夕方から参議院の審議に入りましたが、参議院は与党が過半数を占めていて、ガソリン減税法案の採決の行方は不透明な状況になっています。
国会は、21日の土曜日も異例の審議が続きます。