愛媛県今治市の造船会社で去年11月、外国人労働者がクレーンを使った作業中に頭を挟まれ死亡した事故を受け、今治労働基準監督署は20日、労働安全衛生法違反の疑いでこの会社と主任の男を松山地検に書類送検しました。
20日、書類送検されたのは今治市の今治造船と同社今治工場施設管理チームの主任の男(31)です。
今治労働基準監督署によりますと、去年11月14日、今治工場でクレーンを使った作業中に外国人労働者がワイヤーロープに頭を挟まれ死亡する事故が発生しました。
その際、会社と主任は、危険防止のための「合図を行う人」を指名せず、作業の連絡調整を随時行わなかった労働安全衛生法違反の疑いです。
今治労働基準監督署は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。