千葉・木更津にある関東屈指の人気アウトレットが23日から拡大。
多くの来場客が予想されますが、近くに住む人々が不安に思っていることがあるといいます。

20日の「ソレってどうなの？」は「店舗数日本一に拡大も渋滞が心配」をテーマにお伝えします。

20日、三井不動産は「三井アウトレットパーク木更津」の新エリアを報道陣に公開しました。

三井不動産・肥田雅和執行役員：
店舗数日本一にふさわしいショップバリエーションで、国内外のお客さまの多様なニーズにこれまで以上に幅広く応える。

新エリアにはアウトレット日本初出店3店舗を含む30店舗が出店。
店舗面積約5万3100平方メートル、今のエリアと合わせて330店舗となり、店舗数日本一の大規模リゾートアウトレットへ進化します。

イベントの開催が可能な大屋根広場や日本で初めてとなるアウトレット常設のスケートボードパークも新設されました。

グランドオープンしてから13年、年間約1000万人が足を運んでいるというこのアウトレット。

周辺に住む人たちからは「色々な店ができて、子どもが遊ぶ場所もあるし楽しいかも。子ども連れていってショッピングしたり」「楽しみ。新しいハンバーガー店もできるので楽しみ。大歓迎、活気が湧くので」など期待の声が上がっていました。

同時にこんな声も少なくありませんでした。

近隣住民は「人が増えるのはいい。ただ渋滞ですよね、渋滞。この渋滞がどうしても…土日は来ない、午前中に買い物する」「全部渋滞。両方向渋滞して家の敷地に入れず、2時間くらい止まった。それ以来、混んでいるときは車を出さない。人の家の駐車場に入るのもよく見る。Uターンしたいから。進入できないようにパイロンを買った」と話します。

施設は約6200台が駐車可能ですが、平日の20日も多くの人が訪れていて、週末になると全て埋まり、大渋滞が発生するといいます。

約1年前に番組が取材した時の映像を見ると、駐車場の入り口には長蛇の列が。
アウトレットに入るだけでひと苦労です。

それ以上に皆さんが不安に駆られていたのは帰りの渋滞です。
アウトレットの近くにある高速道路の入り口は午後5時を過ぎると渋滞してしまいます。

回避する方法はあるのでしょうか。
実は攻略法があるんです。

東京湾アクアラインの利用料金は4月から時間帯によって変わるシステムになっています。
都内へ戻る場合、午後1時から7時までの利用料は1600円です。
これが午後7時から8時は半額の800円に。
8時以降はさらに半額の400円になります。

そのため、渋滞が収まる午後8時ごろまでゆっくりと夕食などを楽しむと、かなり安く利用できるというわけです。

渋滞に対する地域の不安はアウトレット側も理解しているようで、こんな対策を行っていました。

三井アウトレットパーク木更津 オペレーションセンター・藤井裕所長：
夕方の4時以降に来館すると買い物券。施設で使える500円・1000円とか買い物券がある。食事や買い物ができる買い物券を夕刻に来たお客さまに総合案内所で渡すキャンペーンを行っている。

期待が高まる木更津のアウトレット。
時間別の料金や買い物券などを賢く活用することで、地元の渋滞も緩和される可能性があるわけです。

新エリアのオープンは6月23日（月）です。