仙台市の旅行会社が企画した国際交流イベントをめぐり返金トラブルが相次いでいる問題で、警察は6月18日、関連する会社の家宅捜索を行いました。
詐欺の疑いで県警の家宅捜索を受けたのは、子供向けのイベントなどを運営していた仙台市宮城野区の「こども応援団」です。
宮城労働局によりますと、こども応援団は、2020年から2022年までの間、従業員が休業したなどとうその申請をし、国の新型コロナ対策の助成金2億1000万円あまりを不正に受給した疑いが持たれています。
こども応援団は返金トラブルが相次いでいる国際交流イベント、イングリッシュキャンプを運営していたハローワールドの関連会社で、同じ人物が代表を務めています。
捜査関係者によりますと、家宅捜索はこども応援団のほかにハローワールドなどでも行ったということです。警察は任意で代表に事情聴取していて、金の流れなど実態解明を進めています。