6月15日までの2日間、東北を代表する夏祭りが一堂に集まる「東北絆まつり」が大阪・関西万博の会場で開かれ、復興の姿を力強く発信しました。

15日までの2日間、大阪・関西万博の会場で開催された「東北絆まつり」。

「東北絆まつり」は、東北を代表する6つの祭りが一堂に集うイベントで、例年各県持ち回りで開催していますが、東日本大震災からの復興の姿と東北の魅力を国内外に発信しようと、2025年は万博の会場でパレードが行われました。

岩手県からは「盛岡さんさ踊り」が登場。
浴衣姿の約80人が力強い太鼓の音とともに笑顔で堂々とした踊りを披露しました。観客からは盛んな拍手が贈られていました。

一方、秋田県からは「竿燈まつり」。高さ12m、重さ50kmの竿燈を肩や手のひらに乗せて巧みにあやつります。

そして長さ12mの大わらじを担いで練り歩く「福島わらじまつり」や、花笠を手にあでやかに踊る「山形花笠まつり」など、それぞれの祭りの個性が観客を魅了していました。

来場者からは「迫力はすごくあった。パレードで見ることができて良かった」「すごく面白かった。東北はなかなか行けないので、いっぺんにあれだけのお祭りを見られて楽しかった」などの声が聞かれました。

盛岡市の内舘茂市長もさんさ踊りの行列を率いる形で参加しました。

内舘市長
「(復興支援への)感謝の気持ちも込めて東北のみんなで踊ったが、反対にたくさんの勇気と元気をもらった」

2日間で延べ4万3000人が来場した「東北絆まつり」。
2026年の盛岡市での開催に笑顔と希望をつないでいきます。

岩手めんこいテレビ
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