野党が提出したガソリン税の暫定税率を7月に廃止する法案が19日、衆院財務金融委員会で審議入りした。これまで審議入りに応じなかった自民党所属の井林辰憲委員長が18日に解任決議を受けて退任し、立憲民主党所属の阿久津幸彦氏が後任の委員長に選ばれたのを受けて法案審議が始まった。
19日の委員会では、阿久津新委員長のもと、法案の趣旨説明が行われた。
物価高を理由に早期成立を求める野党に対し、与党は財源が決まっていない上、手続きに時間がかかることから反対している。22日の会期末まで日数が限られている上、参院は与党が多数を占めているため成立は困難だが、衆院で可決されるかが焦点となる。