若くして命を落とした学友たちに思いを馳せました。6月23日の慰霊の日を前に沖縄戦で犠牲になった元学徒たちの追悼式が18日執り行われました。
「平和宣言」與座章健さん:
二度と戦争の過ちは犯さないとの誓いをたて戦後生まれの世代に戦争の悲惨さを語り継ぎながら平和の確立に務めてまいりました
沖縄戦では21の学校で学徒隊が結成され、戦場に動員された半数にあたるおよそ2000人が犠牲になりました。
全学徒戦没者の追悼式には元学徒や関係者など65人が参列しました。
渡口彦信さん:
(学友たちは)本来であれば大きな希望を持って学園に入ったと思う。犠牲になって我々が80年も生き残ってすまないねと
吉川初枝さん:
目の前で亡くなる人もいたしね。戦争は嫌だということを大きい声で言わなくちゃいけないですよ
瀬名波榮喜さん:
悲惨な残酷極まりない沖縄戦をいかに伝えていくかが大きな課題だと思う。真実が曲げて伝えられていくことが二度とあってはいけないと思う
看護要員 翁長安子さん:
助け合って楽しく暮らさないと仲良く暮らさないと平和というのは維持できないと思うわけ。(最近は)人間が乗らない無人飛行機であんなに(攻撃)しているでしょう。だからどういう世の中になるかなと大変心配です
沖縄戦の記憶の風化が懸念される中、元学徒のみなさんは二度と戦争を繰り返してはならないと非戦の誓いを新たにしていました。