日本では太陽が照り付け空梅雨となる一方、大雨による被害が世界各地で起きています。
水に浸る足元。
15年ぶりの集中豪雨被害に遭ったのは、黒海に面するロシア南部の町・ソチです。
2014年にオリンピックが行われ、ロシアでも人気のリゾートだというソチ。
16日未明から降った大雨は、1日で1カ月分に相当する量が降ったといいます。
そのため川が氾濫し、川の水が流れ込んだ町は水浸しに。
山に近い場所では土砂が噴き出し、下流に押し寄せました。
こうして町中にあふれ出した水は車の半分ほどの高さにまでなり、車を押し流していきました。
水浸しになった町をどうにかしようと、動き出す住民の姿もありました。
泥水の中で排水溝を掃除し、詰まっていた草木を取り除くと、勢いよく水が流れていきます。
この大雨で死傷者は出ていないということです。
一方、山では別の異変も…。
温暖な気候のソチですが、寒波の影響で標高の高い山は銀世界に。
数cmの雪が積もったということです。
大雨による被害はインドでも起きています。
観光地にある橋が真ん中から崩落し、救命胴衣を着た人が助け出されようとしていました。
事故当日は雨が降っていなかったといいますが、前日までの数日間、激しい雨が降っていて川は増水。
濁流に観光客が流されたということです。
目撃者:
橋が突然崩れ落ちました。少なくとも20人から25人が流されました。救助隊が数人の観光客を救いましたが、橋のがれきに閉じ込められている人がいるかもしれません。
当時、橋の上にいたという多くの観光客。
増水し勢いを増した川での救助に駆け付けた救助隊は、「今のところ、何人が落ちたかをいうのは難しいです。これまで6人ほど救助しましたが、さらに何人かの人々が水中にいるとみられます」と話します。
地元メディアによると、この事故で4人が死亡、50人以上が負傷したということです。