東北新幹線で回送列車が走行できなくなり運転見合わせが長時間続いたトラブルで、新幹線の電源装置が故障して、車両を動かすモーターが動かなくなっていたことが新たに分かりました。
これは東北新幹線の、栃木県・宇都宮駅と那須塩原駅の間で、新型車両「E8系」の回送列車が走行できなくなり、仙台ー東京の間の上下線で5時間以上運転見合わせが続いたものです。
その後のJR東日本への取材で、当時、回送列車の電源装置が故障し車両を動かすモーターに電力が供給されず、走行できなくなったことが新たに分かりました。
「E8系」は山形新幹線で2024年3月に導入された最新車両で、停止した車両は試運転中でしたが、ほかにも「E8系」では17日、3本の列車で同様の車両故障が起きていたことが分かりました。
JR東日本は詳しい原因がわかるまで「E8系」の単独運転を取りやめる方針であることから、山形新幹線では19日も一部の列車で運休が検討されています。