鳥取県江府町にある中国電力の俣野川発電所で6月17日午後発生した火事を受け鳥取県は同日夜、緊急の連絡会議を開き、中電に対し再発防止とともに迅速な情報提供などを求めました。
発電所火事は、江府町にある中国電力の水力発電所「俣野川発電所」で、17日午後1時半ごろ、爆発音をとともに煙が出て、構内にいた関係会社の作業員など43人のうち2人が軽いけがをしました。
この火事を受けて17日夜に開れた緊急の連絡会議には、平井知事をはじめ中国電力鳥取支社の外園副支社長、それにオンラインで江府町の白石町長などが出席しました。
中国電力鳥取支社・外園壮副支社長:
大変なご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
会議では、中電側が謝罪をした上で現時点での見解として原因箇所とみられる発電機4号機から煙が出たのは「人為的なものではなく電気回路の不具合である」などと説明しました。
これに対して江府町の白石町長は、地域にとっても重要な施設であるとして再発防止を求めました。
鳥取県・平井知事:
同じような事故が二度と起きることは避けなければならない。この発電所のなかで何が起きたかを早急に明らかにしていただき、地元にもしかるべき説明をしてもらいたい。
中国電力は今後、1か月を目途に原因を究明するとしていて、地元の住民や自治体には、調査の状況をその都度説明するとしています。