季節外れの猛烈な暑さが続く中、「暑さ」対策にかける費用は、記録的猛暑となった2024年より1割ほど増えるかもしれません。
猛暑について5000人を対象にした調査では、各家庭が「暑さ対策」にかける費用の平均額は、2024年は2万6000円余りでしたが、2025年は暑さが2024年並みの場合、2万8000円を超える見込みだということです。
携帯ファンなどを持ち歩く人は2割を超え、日傘をさす人も3割以上で、男性も1割近くが使う予定です。
一方、「気温」と「消費」の関係で指摘されているのが「35度の法則」です。
第一生命経済研究所によりますと、「35度」までは暑くなるにつれて消費が増える傾向が見られますが、「35度」を超えると減っていくということです。
暑すぎると出かけるのをやめてしまう人が多くなるのが大きな要因だそうです。
智田裕一解説副委員長:
外出を控えてエアコンの使用が増えると電気代がかさみます。野菜の生育が悪くなって、値上がりしていけば購入頻度が高い分、家計の負担も増えてきます。秋以降の節約につながる可能性もあり、消費の足が引っぱられることに注意が必要です。