定例の道議会が6月17日開会しました。議会の舵取りを担う議長には当選9回、異例の大ベテランが就任しました。

 「伊藤条一くんが議長に当選しました」

 開会した第2回定例道議会。

 冒頭で新しい議長に選ばれたのは最大会派自民党・道民会議の伊藤条一議員(69)。これまで当選9回を誇るベテランです。

 「道民の期待と信頼に応えるべく最善の努力をしていく」(伊藤条一道議会の新議長)

 当選5回の議員が議長に就くという「慣例」を打ち破り選出された伊藤議員。

 しかしもう一つ議員として異例の一面がありました。

 34年議員を務めてきて議会質問はわずか4回。1999年を最後に26年間質問をしていません。

 会見で問われると議員になりたてのころを振り返り…。

 「(議会を運営する側の)『お前が質問するのか』と先輩から言われてきた。議員として恥ずかしい思いは今抱いている」(伊藤新議長)

 泊原発の再稼働是非や宿泊税導入など道民生活に直結する議題が山積みの道議会。

 新たな舵取り役のもと船出を迎えました。

北海道文化放送
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