仙台市での、いわゆる「日本版ライドシェア」が6月で丸1年となりました。東北運輸局は、タクシー不足の解消に一定の効果が上がっていると見ています。
日本版ライドシェアは、タクシー会社の管理のもとで、一般ドライバーが有料で客を運ぶもので、仙台市では9社が参入して、去年6月から運用が始まっています。
金曜日の午後4時台から7時台まで、土曜日の午前0時台から3時台まで運用されていますが、5月25日までに、のべ551台が稼働し、2126回の利用があったということです。
東北運輸局の調査ではタクシーの需要に対する、供給の割合=「マッチング率」がライドシェアの時間帯は96パーセントから100パーセントと、開始前と比べて最大およそ20ポイント改善したということです。
東北運輸局 川崎博局長
「導入後、マッチング率の改善が見られる。一定の効果はあった。日本版ライドシェア導入の希望のあるところを、きちんと支援するという形で進めていきたい」