17日の福岡県内は各地で気温が30℃を超える真夏日となり、多くの観測地点で今年最高を記録しました。

気温や湿度が高くなるこの季節、気になるのが食中毒です。

北九州市は、気温25℃、湿度70%を超える日が2日続いたことから16日、「食中毒注意報」を発令し注意を呼びかけています。

Q.食中毒で気を付けていることは?
◆街の人
「お弁当は保冷バッグに入れて、ゼリーを凍らせて入れる」
「食べるゼリーを凍らせて、保冷剤代わりにする」
「よく冷ましてからふたを閉める」

Q.熱いまま閉めると?
◆街の人
「菌が増えて食中毒の原因になってしまう」

特に弁当について対策をしているという声が多く聞かれました。

それでは「食中毒に強い」のはどんなお弁当なのでしょうか?

管理栄養士の室井由起子さんによると…。

◆九州栄養福祉大学 管理栄養士 室井由起子さん
「菌を付けない、増やさない、やっつけるということが3つ大前提になってきます」

注意すべきは、原因となる菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」の「食中毒予防の三原則」です。

そして、ここからが応用編!

弁当作りで目指すのは「菌を増やさない」環境作りです。

◆九州栄養福祉大学 管理栄養士 室井由起子さん
「ご飯の中に梅干しを使っていこうと思います」

手軽にできるのが梅干しの活用です。

梅干しには、細菌の繁殖を抑える抗菌作用があります。

また、酢にも同様の効果があるといいます。

◆九州栄養福祉大学 管理栄養士 室井由起子さん
「酢を入れることによって、菌を増やさないことに繋がります」

さらに、汁気がとれるまでしっかり炒めることで、抗菌効果アップが期待できるということです。

ごはんやおかずの粗熱をとったら最後は盛り付けです。

◆九州栄養福祉大学 管理栄養士 室井由起子さん
「大葉と抗菌バランを使うことで、これも食中毒菌を増やさない対策につながってきます」

室井さん特製の「食中毒に強いお弁当」が完成です!

気温が上がるこれからの時期、調理の際のひと手間が食中毒予防につながりそうです。

テレビ西日本
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