医療支援をしているNGOと福岡市の企業が、小児がんと向き合う子供達とその家族をハウステンボスの旅行に招待しました。
1泊2日でハウステンボスを訪れたのは小児がんに向き合う子供達とその家族、5組21人です。
国際的な医療支援をしている特定非営利活動法人ジャパンハートと、福岡市に本社を置き化粧品や食品の企画・販売を手がける新日本製薬が招待しました。
これはスマイルスマイルプロジェクトという取り組みの一環です。
ジャパンハートに所属する医師や看護師が付き添うため、安心して旅行や外出を楽しんでもらうことができます。
国際医療NGOジャパンハート吉岡春菜 理事長(小児科医)
「目の前のことを乗り越える毎日。その先に楽しい時間もあると体感してもらいたい」
新日本製薬 後藤孝洋 社長CEO
「目いっぱい楽しんでほしい。笑顔で家族でにぎにぎしい姿を見ると本当にうれしい」
福岡市から参加した三宅陽仁さんは2023年11月に悪性の脳腫瘍が見つかり、2回の開頭手術を受けました。
7カ月間入院し、3日前、退院しました。
父 三宅智仁さん(44)
「こんな平穏な日々が戻ってくるとは思わなかった」
旅行に参加した家族たちはこの後、ハウステンボスで撮った写真で手作りのアルバムを作ったり家族同士の交流会で親睦を深めたということです。