アメリカのトランプ大統領は、関税措置をめぐりイギリスとの間で貿易交渉が最終合意したと発表しました。

トランプ氏は16日、スターマー首相とともに、記者団の取材に応じ、「双方にとって公平な協定だ。多くの雇用と収入が生まれる」「私たちの関係は素晴らしいものだ」と強調して、最終合意を歓迎しました。

トランプ政権の関税措置をめぐっては、両首脳は5月、交渉が合意したと発表していて、最終的な詰めの作業を行っていました。

これにより、アメリカ政府は、イギリスから輸入する自動車の関税を年間10万台までは10%に引き下げるなどの措置を取ります。

ただ、トランプ氏はイギリスを誤ってEU=ヨーロッパ連合と発言したり両首脳が署名した文書を記者団に見せる際には書類を地面に落とし、スターマー氏が慌てて拾う一幕もありました。

一方、トランプ氏は中東情勢をめぐっては「イランに60日の猶予を与えたが拒否し、61日目に何が起こったかはご存じのとおりだ」と指摘しました。

その上で、「イランに核兵器が存在しないことを望んでいる」として、早期に核開発をめぐる合意に応じるよう求めています。

フジテレビ
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国際取材部
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